柳谷いいとこ巡り③ 『西村大師堂 しだれ桜』
2019年5月5日 10時30分
西村大師堂 は、弘法大師を祀る真言宗のお堂です。
堂内には不動明王も祀られており、今でも月に一度、旧暦の21日を中心に、大数珠を回しながら般若心経を唱える寄り合いが行われているそうです。
この 西村大師堂の「 しだれ桜 」 は、推定樹齢約230年、昭和57年に 柳谷村天然記念物 に指定された中津地区のシンボルでした。
下の写真は、往年の「しだれ桜」の様子です。
昨年、残念ながら、その「しだれ桜」(親桜)は、枯れてしまいました。
今年、2月24日、中津地区の住民の方々は、「 桜は枯れても、地域は枯らすな 」 を合い言葉に、親桜から採取した種から育った「2世」の成木を親桜のそばに移植しました。
移植に向けた住民の方々の活躍の様子は、 「 中津まるごとミュージアム 」 で写真や動画で詳しく紹介されています。
本ホームページの「お知らせ」の欄に、「中津まるごとミュージアム」ホームページへのリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください。
また、その様子は、2月25日付の愛媛新聞にも掲載されました。
掲載許可番号 d20190228-001
今春、移植された2本の 「 2世 」 は見事に立派な花を開花させました。
来年度以降も、中津の方々の 「 しだれ桜 」 への思い と 地域再生への熱意 を受けて、 中津のシンボル として、多くの観光客の目を楽しませてくれることを願っています。