柳谷いいとこ巡り③
2020年4月3日 14時50分西村大師堂
昨年の5月に一度紹介させていただきましたが、今年も西村大師堂のシダレザクラ2世が無事開花しましたので、改めて掲載させていただきます。
西村大師堂は、弘法大師を祀る真言宗のお堂です。
堂内には不動明王も祀られており、今でも月に一度、旧暦の21日を中心に、大数珠を回しながら般若心経を唱える寄り合いが行われているそうです。
この西村大師堂の「しだれ桜」は、推定樹齢250年、昭和57年に柳谷村天然記念物に指定された中津地区のシンボルでした。
下の写真は、往年の「しだれ桜」の様子です。
一昨年、残念ながら、その「しだれ桜」(親桜)は、枯れてしまいました。
昨年の2月24日、中津地区の住民の方々は、 「 桜は枯れても、地域は枯らすな 」 を合い言葉に、親桜から採取した種から育った「2世」の成木を親桜のそばに移植しました。
移植に向けた住民の方々の活躍の様子は、「中津まるごとミュージアム」で詳しく紹介されています。
本ホームページの「お知らせ」の欄に、「中津まるごとミュージアム」ホームページへのリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください。
また、その様子は、昨年の2月25日付の愛媛新聞にも掲載されました。
掲載許可番号 d20190228-001
移植された2本の「2世」は、上段の桜を 「 結い桜 」 (ゆいざくら)、下段の桜を 「 絆桜 」 (きずなざくら)と名付けられました。
中津の方々の 「 しだれ桜 」 への思い と 地域再生への熱意 を受けて、中津のシンボルとして、今年も見事に立派な花を開花させました。