第5回中津芸能交流会①
2020年2月24日 13時35分開会行事で、久万高原町長様のあいさつをいただき、いよいよ中津芸能交流会の始まりです。
最初に、 幼稚園児のダンス です。
クレヨンしんちゃんの主題歌で有名なマスカットの曲にあわせて、美味しそうなマスカットをたくさんつけたかわいい衣裳でダンスを披露しました。
途中で、幼稚園の K 先生が加わってジャグリングを披露し、一緒に踊りました。
中津芸能交流会の名物の 中津演劇 です。
今年は、 「 久万山騒動物語 」 です。
( あらすじ )
松山藩内の久万山では、享保の大飢饉に続いて、二度にわたって大暴風雨災害があり、飢饉の痛手が十分に回復しない中、不作により米価が高騰したのに対し、重要産物のお茶の価格が下落、また楮(こうぞ)の製紙出荷が厳しく行われ、銀で納める年貢に大変苦しんでいた。
再三にわたる藩への直訴も届かず、家老奥平は年貢を上げ、接待の酒宴を重ね、ひいきから賄賂を受け取る有様だった。
寛保元年(1741年)7月、ついに 久主村 ( 現:久万高原町中津 ) の権六ら百姓が蜂起し、久万山の全百姓に呼びかけ、2843人が大洲領への逃散を決行する。
重いテーマではありますが、例年通り、中津の役者の皆さんの軽妙なやり取りで本当に楽しい演劇でした。
特に、ベテラン女優の F さんと N さんの、堂々と台本を見ながら演じているのに、どこまでがシナリオ通りでどこからがアドリブなのか分からない絶妙なお芝居は絶品でした。
楽しいお芝居の中でも久主村(旧中津)の方々の 偉大な業績 と 気概 が伝わってきました。
それが、今の中津の方々の 団結力 と 行動力 、 現状を打開するために自らの力で道を切り拓いていく気質 となって受け継がれていることも実感させられました。
6年生の K.K くんもセリフを初めていただき、大事な役どころを立派に演じきりました。
今回見逃した方は、敬老会での講演(たぶん)をご期待ください。